
もうそろそろこの作業も本格的にしていなければならないんですが、今年はまだ始めたばかり。
切ったり、割ったり、しながら思うことは、これを焚きながら暮らしていたなんて、なんだかもう実感がないというか、10年もやっているのに、過ぎてゆくことはあっという間に実感がなくなる。
冬は冬で、周りに雪がなく、薪を焚かなくていい暮らしなんてまるでピンとこないし。ま、人、つーのは、そういうものなのでしょう。
そして、ここにも今年50歳になってしまうことの動揺が!(笑)
なんてね。
実際はなくもないけど、40歳の時よりは全然ないかな。つーか、もう全然無理じゃん! 無理つーのも言葉が変だけど、ジタバタしてもしょうがない領域つーか(笑)格好だって、本当は歳相応の格好がしたいんだけど、服なんて金をかけてられないしさ、趣味が変わっていかないだけのおはなしで。自分が変わらないからあんまり自分で歳をとってゆく意識がないだけであって、よくよく見ると(よくよく見なくとも)もはや、今の若い子と全然違いますもんね。
あ〜若い時に見た、おっさんの格好ってこういうことだったのか!(謎がとけた)
そんなわけで、完全に人生後半に入っているというわけなのですが、とはいえ、あんまりそういう実感もないんだよね。
そこでちょうどこの本。

ハネモノ(モ)太郎オヌヌメ2016 Vol.1 「小泉今日子著 黄色いマンション 黒い猫」
実はちなみに小泉今日子さんはオラと同じ年生まれなんだけど。
の前に、えっ、あのマンションに住んでいたんだ!
などなど。
あのアイドルはこんな暮らしで、こんなこと思いながら暮らしていたんだ。最初は割に興味本位で読み始めた。なんてったってアイドルが、、、だけど一皮むけば誰でもやっぱりただの人でしかないんだよね。
アイドルの暮らし。あのテレビで輝いていたアイドルが、普通にスーパー行ったりだとか(当時、オラなんて、アイドルはスーパーなんていかないもんだと思ってたよ)その感じを本人はひょうひょうと書いているんだけど、それだけで充分おもしろいし、読みやすい。本人はこの本のことを寿司にたとえていたけれど、ほんとその通りだとおもった。
なんてったって素材がいいからね。つまんないことを、ねじまげて、無理矢理おもしろくしようとするオラとは大違いだよ(笑)
そして後半にしたがって、やっぱり文章が上手になってきるんだよね。
最終回の話はかなりいいお話でした。つーか、泣いた。猫と一緒にいる身として。
で、この本の中で書いていたのは、
「むずかしいことは50になったときに考えよう」(だったかな)
ずっとそう思っていたと。
そうそう実は俺もそう思ってるんだよ(笑)つーか、50が何かの始まりのような気がずっとしていて。このまま人生逃げ切れる(笑)とも全然思ってもいないし。そのために必要な何か新しいアイデアが降ってくると根拠なくずっと思っているんですが、未だ全然降ってこない。。。。(笑)そしてオラの人生。
ついに、発射せず(笑)
ま、それでもいいけどね。たいしたもんじゃねぇよ、人の一生なんて(泣)
そうそうちょうど読んだタイミングで新聞の休日版に小泉今日子さんのロングインタビューが載っていて。今、自分で演出とか全部自分でやりだしているんだって。大変だけどこれからは逆風に向かって歩いていきたいんだと。その気持ちもよくわかるよね。おめーに何がわかるよって言われるかもしれないけど、よくわかる。人って物足りなくなってくるんと思う。充実感が乏しくなってくるんだ。生きている実感、たまにはハンバーグを生で食べてどれぐらいの下痢になるのか試してみたくなるんだ! うぉ〜!!
逆の世界を体験してみたい。だからオラはきょんきょんとは逆。
一生に一度でいいから神輿にのってみたい(笑)
逆風はもういいだけ味わったから、これからは神輿に乗ってみたいよなぁ。
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